感染性胃腸炎について

 

最近、お腹の調子を崩される方が多いように感じます。

皆さんは夏に流行る感染性胃腸炎と

冬に流行る感染性胃腸炎の違いをご存じでしょうか。

 

【原因と症状】

夏(6月~8月頃)に流行る感染性胃腸炎は、黄色ブドウ球菌(おにぎり等)やサルモネラ菌(卵、加熱不足の肉等)、カンピロバクター(鶏肉)などの『細菌』が原因となることがほとんどだそうです。病原体によって潜伏期間が違いますので症状や経過も人それぞれです。

冬(11月~3月頃)に流行る感染性胃腸炎は、ノロウイルス(貝類)やロタウイルス(飲料水、食物)などの『ウイルス』が原因となる場合がほとんどです。

代表的な症状・・・下痢、嘔吐、発熱、腹痛、脱水症状など

胃腸炎になり嘔吐が続いた場合は、脱水症状の予防のために水分を補うようにしましょう。嘔吐が落ち着いた後に少しずつゆっくりと摂取し、水よりも塩分や糖分を含む経口補水液と呼ばれるものの方が体内に吸収されやすく効果的です。症状が治まり、食欲が出てきた場合は『おかゆ』や『スープ』など消化に良いものを食べるようにしましょう。

また、食物繊維を多く含む食べ物(バナナ、ごぼう、きのこ、海藻、こんにゃく等)や刺激の強い食べ物は、荒れた腸内の粘膜を更に傷つける可能性があるため控えた方がいいそうです。

 

 

【予防方法】

感染性胃腸炎にならないようにするためには、普段からバランスの良い食事と運動で免疫力を上げ、規則正しい生活を送ることが大切です。特に睡眠不足は免疫力を下げ体調を崩しやすくなりますので、睡眠はしっかりとるようにしましょう。

また、卵や肉などはしっかりと火を通すようにし、料理をする前と食事をする前には手洗いうがいを忘れずに行うことが大切です!

季節はすっかり夏になり、気温が高い日々が続きます(;_;)

水分補給はこまめに行い、熱中症にならないように心がけていきましょう!

 

株式会社トレーフル

山形県や宮城県を中心に地域密着型の店舗展開を行う調剤薬局です。